不動産会社の新卒物語!3年で転職した経緯と理由を

不動産会社の新卒物語!3年で転職した経緯と理由を

私が新卒で入社した企業を辞めたのは、入社してから3年が経過した時です。
「石の上にも三年」と言いますが、自分でもよく頑張ったよなと褒めてあげたい気分になってしまいます。
まぁちょっと愚痴っぽくなってしまいますが、聞いていただければ幸いです。

 

 

私が新卒で入社したのは、地場をメインとするハウスメーカーです。
大企業というわけではありませんでしたが、零細企業でもありませんでしたのでカテゴリー分けすれば中堅企業という感じでしょうか。
私がこの会社を初めて知ったのは、インターネットの新卒用求人サイトからでした。

 

 

とは言え、数多ある企業の中の一つといった感じだったので、特に思い入れがあったわけではありません。適当と言っては失礼ですが、とりあえず応募しておこうとエントリーをした記憶があります。

 

 

それから程なくして人事から、近く会社説明会を実施すると連絡が来ました。
今はどうか分かりませんが、私が就職活動をしていた頃は選考参加には会社説明会への参加が必須です。特に住宅や不動産系を志望していたわけではありませんが、とにかく内定を取りたいという思いから選考参加を決意。会社説明会へと行くことになりました。

 

 

 

会社説明会は都内の某所で行われました。非常にきれいな建物で、説明会会場も100名近くが入れるような規模だったと思います。
ここで人事部の人間が登場し、会社の説明会を行ったのです。

 

 

 

そこでは「当社は今後上場を目指して頑張っていく」「社員の幸せを第一に考えている」「会社成長率は毎年上がっており、これからも上がっていく」「給与も他には負けない」と美辞麗句を並び立てたのです。

 

 

 

社会経験を積んだ今ならツッコミどころもありますが、純真無垢な学生連中はこうした言葉にコロリと騙されてしまうもの。
私はスッカリこの会社の虜になり、そして選考に参加したのです。

 

 

 

選考は正味4回ありましたが、難なく切り抜け見事内定を得ることができました。一方で他にも選考を受けている企業はありましたが、会社とともに自分も成長させたいという思いからこの会社に入社することにしたのです。

 

 

 

こうして大学を卒業し、新入社員として入社することになりました。同期社員は約50名。
社員数が500名前後なのにこの人数がいる時点で、これは変だぞ怪しまなければいけませんでした。しかし当時の私は「さすが成長企業だ」くらいにしか思わなかったのです。

 

 

 

こうして新入社員研修が始まったのですが、内容は時代錯誤の根性論や精神論ばかり。同期の中でも不穏な空気が漂い始めました。
約1ヶ月の研修が終わり配属されることになったのですが、私は住宅を販売する課に配属をされました。
ここでこの会社の真の姿を見ることになるのです。

 

 

 

まず勤務時間は事前に受けていたものとは全く異なり、基本的には8時から日付が変わるまで。休日は火曜水曜と聞いていたのですが、基本的には水曜のみ。完全に騙されました。ちなみに何しにそんな時間まで残っているのかというと、日中は各家を訪問し商談、17時過ぎになったら配られたリストを基に電話営業、そして21時を過ぎたらポスティング作業です。

 

 

 

 

もしもポスティングの最中に家主に会ったら、そこで営業をするよう強く言われました。
ちなみに、その間の手当ては一切なし。もちろん後々うるさくなることを見越してか、僅かながらの営業手当をもらい、18時過ぎにはタイムカードを押していましたが……。幸いにして売上云々で上司に何かを言われることは無かったのですが、徐々に疲弊していく身体と心を感じ取りました。
さすがにこれはダメだと思い父に相談しましたが、新入社員で入社してすぐに退職すると職歴に傷が付く。そうなると転職も容易じゃないぞと押し留められたのです。

 

 

 

私は父の申し出に渋々従い、この不動産会社を3年間勤め上げて退職しました。
ちなみに、その間、同期で入社した人間の8割近くが辞めていたと思います。
今もその企業はありますが、私は絶対にあの会社からは家は買いません。